60代からのAI活用、正直な話。
スマホで天気を調べるのと、たいして変わらないんです。
先日、76歳の母がLINEでこんなメッセージを送ってきました。「ChatGPT使ってみた。梅干しの塩抜きの方法を聞いたら、ちゃんと教えてくれた。なんか友達みたいだね」。
この一文を読んで、思わず笑ってしまいました。でも同時に、これが本質だとも思いました。AIは「最先端技術」ではなく、話し相手のいるメモ帳みたいなもの。そう捉え直すだけで、ずいぶん近く感じませんか?
なぜシニアにこそ、AIが合うのか
若い世代はAIを「仕事を速くするツール」として使います。でもシニア世代にとっては、少し違う使い方が生まれます。「じっくり聞ける相手」として使う。これが意外と、AIの本来の力を引き出すんです。
嫌な顔をしない
ゆっくりな会話ペース
質問の質も上がる
AIは「同じことを何度聞かれても怒らない」存在です。「さっきも言いましたよね」とは絶対に言いません。これは、人間関係では得られない特徴です。
実際、こんなふうに使っています
「この小説、感動したんだけど何がよかったのかうまく言えない」→ AIに話しかけながら、自分の感想を言語化するお手伝いをしてもらっています。日記代わりにもなります。
「今日先生に”HDLコレステロール”って言われたんだけど、どういう意味?」こういう質問、家族に聞くと気を遣わせてしまう。AIなら気軽に何回でも。
「この文章、失礼じゃないかな」「もう少し丁寧にしたい」。書いた文章を貼り付けて、改善案を出してもらうだけ。敬語の確認にも重宝します。
「なす、豆腐、ちくわがあるんだけど、今夜どうしよう」。食材を打ち込むと、複数の献立を提案してくれます。量や好みも話して、絞り込んでいけます。
はじめての一歩、どうすれば?
難しく考えなくていいんです。スマホかパソコンで「Claude」や「ChatGPT」を検索して、サイトを開く。それだけです。アプリのインストールも、会員登録も、最初はなしでも使えます。
最初に試してほしい、3つの質問
- 「昨日から膝が痛いんですが、どんな原因が考えられますか?」
- 「田舎から上京した孫へのお小遣いの相場を教えてください」
- 「俳句を一句、秋の空をテーマに作ってください」
この3つを試すだけで、「ああ、こういう感じか」という実感が必ず得られます。怖くない。むしろ、ちょっと楽しいかもしれません。
「知らない」から「知っている」へ、それだけでいい。
使いこなさなくていい。詳しくならなくていい。
ただ、「こういうものがある」と知っておくだけで、ふとした瞬間に助けてくれます。
あなたの「梅干しの塩抜き」を、きっと丁寧に教えてくれますよ。
